マルジェラと仙台

広瀬通りから入ったところに、一際モードな香りのするビルが立ち並ぶ一角がある。

セレクトショップ、「Revolutution」(リヴォルーション)だ。

機能としてではなく、多様性を認める、表現としてのファッション。

仙台で、芸術性の高いファッションに触れられる数少ない店である。

 

実は「Revolutution」は、ファッション業界において伝説的な存在であるという。

白いペンキ、足袋のようなつま先の靴、白い糸で縫ったタグ。
ベルギーに生まれ、アントワープ王立芸術学院を卒業したマルタン・マルジェラによるブランド、
「Maison Martin Margiela」 (メゾン・マルタン・マルジェラ)。

「Revolutution」は、マルジェラが1988年にパリコレにデビューし、まだ周知されていない頃からバイイングを続け、ここ仙台において、長い間世界一の売り上げを誇り、ブランドを影ながら支えていたのだ。

 

仙台の若者たちは、この場所を通して、初めて海の外にいるデザイナーの深い創造性にアクセスするのである。

WRITTEN BY
モナカ
仙台生まれ。シビックプライドについて考えている、こけし似のクリエイター。青葉山から広瀬川、そして街までのグラデーションは、晴れの日も雨の日も愛おしい。
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