360度ぐるっと黒板! 仙台の新しい場「RAKUGAKICHEN」創設中
定禅寺通りと国分町通りが交わるスクランブル交差点。
この交差点の角にある古いビルの、もともとサロンだったワンフロアを、今月、新しいスペースに生まれ変えようという動きが始まっている。
新しいスペースの名前は「RAKUGAKICHEN」。入り口のドアから奥の棚の中のすみずみまで、スペース一面「黒板」に生まれ変わる。
5月13日•14日の二日間、壁を塗るワークショップが行われ、SEN.のスタッフも参加してきた。
壁に塗るのは、乾くと黒板に変化する墨色の塗料。塗装ローラーとハケを使い、すべて手作業で塗っていく。
参加したこどもたちは好きな言葉や絵を自由に落書きしながら、大人達は童心に帰って手を動かす。
手や服が汚れてもへっちゃら。笑顔になるのが落書きの魔法だ。
「完成したら、壁一面に自由に落書き出来るようになります。キッチンスペースもあるので、みんなで美味しいものを作ったり出来るし、奥では映画も観られるようにする予定です。」
そう話してくれたのは「RAKUGAKICHEN」を手がけるメンバーの一人、宮城県を拠点にリノベーションを手がける「LIFE RECORD ARCHITECTS」の川上謙さん。
完成したスペースには、場所やジャンルを超えて活動するTOMOMI_Typeさんの落書きがお目見えし、ポジティブなメッセージでいっぱいになる。
「RAKUGAKICHEN」オープンは5月末頃の予定で、スペースは時間毎に借りることができる。
黒板にメッセージやアイディアを描き残せば、その点が誰かと繋がって線になるかも。
落書きのような気軽さで、今後の使い方を皆で考えたい。