週末は仙台ハシゴ劇。LondonPANDAの舞台『生きてるくせに』

仙台を活動拠点とする『演劇企画集団LondonPANDA』の10回目の作品が発表される。
超高齢社会を背景に、生前葬をモチーフとし、笑いを中心とした人間ドラマを繰り広げる。

今週末は、仙台の4箇所で、同時多発的に演劇の公演があり、『仙台ハシゴ劇』を楽しむことができる。
チェルフィッチュ『部屋に流れる時間の旅』
▼LondonPANDA『生きているくせに』
最強の一人芝居フェス『INDEPENDENT:SND17』
鳥屋+三角フラスコ『台風いつか』

演劇企画集団 LondonPANDA Vol.10
『生きてるくせに』

『生きてるくせに』あらすじ
「俺は、みんなに、自分の口でありがとうと言いたい」
母の喪が開ける前に父が、突然そんなことを言い出した。
父はいつも突然だ。そして必ず、その面倒に僕たちを巻き込んでいく。一緒に反対すると思っていた妹は容認してるし、
その彼氏もなぜか一緒になって考えてるみたいだし。
葬儀屋さんは初めてのケースに戸惑って、とんちんかんだし。
母さんが草葉の陰から、どんな目で見てると思ってるんだ。
故人様、なんて呼ばれて返事するなよ。生きてるくせに。

作・演出より
作品の着想は周りの実在の人物から得ることがあり、今回は、自分の義父(67歳・演劇は素人)に、「俺も芝居に出させろ」と(どこまで冗談なのか)言われたことが発端になりました。義父を主人公にどんな話が書けるだろうと思ったときに、三角の”天冠”を付ける父、「それだけはやめろ」と言う息子という絵が浮かび、面白くなりそうな予感がしました。
”生前葬”というモチーフを通しては、現代の世相が浮かび上がってきます。超高齢社会で核家族化が進み、人生の終わりの形も多様化しているようです。親世代の問題としても、残される子ども側の問題としても、まさに他人事ではない話でした。周囲の人たちや、寺の住職や葬儀会社の現場担当者に取材を行う等し、”木野家(きのけ)”の物語として、創作を進めています。
「若手演出家コンクール」で審査員の先輩方からいただいた熱い”ダメ出し”を真摯に受け止め、笑いを中心にした 60分版では描き切れなかった人間のドラマを、この100分完全版では紡いでいきます。

会場
エル・パーク仙台 スタジオホール
仙台市青葉区一番町4-11-1 141 ビル 6F
(仙台三越定禅寺館4F/仙台駅より地下鉄で7分)

日時
2017年7月
8日(土)13:00~◎☆ / 18:00~☆
9日(日)12:00~◎ / 17:00~

受付開始は45分前・開場は30分前
上演時間は100分前後を予定

◎各回マチネ回は託児サービスキャッシュバックあり。
☆土曜日は各回アフタートーク開催。

チケット
前売: 一般 3,000円 / 学生 2,500円 / U-18 2,000 円
当日: 前売から各500円増し

プレイガイド
演劇パス(事前クレジットカード決済可能)http://engeki.jp/pass/events/detail/256
せんだい演劇工房 10-BOX(9:00~21:00・窓口販売のみ)
book cafe 火星の庭(11:00~19:00・窓口販売のみ)
劇団予約窓口(WEB:http://londonpanda.net/)

クレジット
作・演出:大河原 準介
出演:小畑次郎(他力舎)、浦川拓海(劇団 ラッパ屋)、菊池佳南(青年団/うさぎストライプ/コマイぬよみ芝居)、木村涼(コメディアス)、キサラカツユキ、横山真、鳥居志歩、大槻桃子
企画制作:演劇企画集団 LondonPANDA

仙台ハシゴ劇

WRITTEN BY
SEN.
仙台の文化の点を線でつなぐ、カルチャーマガジン“セン”。 仙台の文化的な場所やひと、アートなどにフォーカスし、仙台の良さ、仙台らしさを発信すべく、活動の場を広げている。SEN.のウェブメディアでは、仙台に携わる人それぞれの視点で切り取った情報を発信。異分野の人同士がトークを展開する、「点と点をつなぐインタビュー」も配信中。
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